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■ とびうお

初夏を告げる優美な魚、トビウオは島根ではアゴと呼ばれ、県の魚に指定されるなど、親しみある魚です。2万種ともいわれる魚種のなか、空を飛べるのはアゴだけ。大きな胸ビレで平均150mの飛行をします。 

6〜8月山陰沖に回遊してくるトビウオは白身の魚ですが、島根半島沖にくると脂がのってきます。タンパク質が体全体の20%以上を占めるため、干物にすると酸化しにくく、逆にタンパク質がアミノ酸に分解されて旨みがたっぷり出てきます。またセレン等のミネラルも豊富で含まれる成分にはカルシウム、鉄分、セレン、ビタミンB2、ビタミンEがあります。老化防止や、血液浄化、老化防止、滋養、母乳分泌なども期待できます。

淡泊な味は上品そのもの。アゴ野焼きの原料でも有名で、刺身や塩焼きが一般的。ですが、食通は塩をした生干しを珍重します。 実は干物にすると、滋養分が強化され、スタミナアップ効果が増進します。夏の栄養補給にはもってこいですね。

この山陰沖産のアゴを、旬の時期に、赤穂の天塩と、昔ながらの手作業で干しあげました。 知る人ぞ知る逸品をどうぞ。

 

 

 

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