白いか


ケンサキイカは「マイカ」のほかにも「シロイカ」、「ケンザキイカ」、「ブトイカ」などと呼ばれ、スルメイカやヤリイカに比べ,やや暖かい海を好み青森県以南の日本周辺からフィリピンまでの大陸棚上に広く分布しています。産卵期は春から夏にかけてで、海底の砂地などに200〜400個の卵の入った小指ほどの太さで、長さ10〜20センチの透明な寒天質状の「卵嚢」を産み付けます。一匹の親が生みつける卵嚢は50本にもなり、産卵数は1万個を超えます。  島根県沿岸域では、5〜7月にかけて産卵のため岸近く(水深20〜40m)に寄り、7〜8月にかけてやや深場に移動し、9〜11月には水深60〜100m付近を中心に分布しています。 
 
 島根県では主に釣、底引き網漁で漁獲され、産業的にも重要な魚種です。釣には昼釣と集魚灯を使った夜釣があり、夜釣の集魚灯は漁火としてよく知られています。
 

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