えてかれい


カレイの干物は、島根県でとても愛されている、ふるさとの味。日本海沿岸地域では一般的な味です。正式には「宗八」と呼ばれるこの魚は、島根ではエテカレイと呼ばれ、脂の乗りはピカイチ。タウリン、ビタミンB1・B2・Dが多く、肝臓に優しく、コラーゲンも豊富な高タンパクの代表です。、山陰沖以外では北海道や兵庫県が 産地になり、水深100〜200mに生息しています。 産卵は北にいくほど遅く、山陰で2〜3月、佐渡海峡北部、石狩湾で4〜6月、手塩沖 で6〜8月くらいになります。 一般的に旬は寒い時期で晩秋から冬と言われていますが、山陰では禁漁前の 5月でも産卵後の身の細りから回復し、脂がのります。 鮮度が落ちやすく、漁獲後48時間以内に加工しないと独特の臭みが出てくるため 別名【くさガレイ】とも言われています。島根半島には、海中に瀬が多く、豊富な魚種で有名です。「小底」と呼ばれる、日帰りの「小型底挽漁船」(一艘曳き底挽き船)がたくさん漁をしています。近海漁ですから、翌朝当社に入ってきたカレイは、お刺身で食べられるほど。そんな鮮度抜群の魚を干物にしています。他の多くの干物が二艘曳き船で7〜10日の航海の上入荷するのとは、鮮度が圧倒的に違います。
 

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