わかな
海水魚。北海道〜九州南岸のオホーツク海、太平洋、瀬戸内海、日本海、東シナ海。産卵場は房総半島、能登半島以南。産卵期は南ほど早く2月から7月。1年で32センチ前後、5年で80センチを超える。稚魚期は甲殻類、その後は小魚など肉食に。水温の上昇とともに北に回遊、水温が下がってくると南下する。冬になると脂がのって美味となる。身体がふっくらしていて張りのあるもの。鰓が鮮紅色であるものを選ぶとよい。ほとんど切り身、もしくは刺身用で売られています。血合いが鮮やかに赤いものを選ぶといい。良質のたんぱく質を豊富に含んでおり、養殖物のほうが天然より脂が多く、脳を活性化させるDHA、血栓などを防ぐ働きのあるEPAを豊富に含んでいる。ビタミンB1とB2が多いのも特徴で不眠症の緩和や、疲労感を和らげたり、中性脂肪を下げたり、皮膚を健全に保つなどの働きをする。料理法は刺身、照り焼き、吸い物、鍋物、粕汁、ブリ大根、煮付け、塩焼き。